「雑談がうまくできず、なかなか人と親しくなれない・・・」と悩んでいませんか?
この記事では、雑談が苦手な人でも会話が長続きする質問の仕方やテクニックをご紹介します。
- 雑談ができるようになって、誰とでも仲良くなりたい
- 初対面の人でも会話が長続きする方法を知りたい
- 雑談のネタがなくても、会話が盛り上げるコツを身につけたい
雑談の必要性をわかっていても、上手に会話ができず困ってる人も多いですよね。
私も職場での雑談が苦手で、 人との距離をもっと縮めたいと悩んでいた経験があるので、雑談の難しさがよくわかります。
「雑談のような無駄話は意味がない・・・」と考える人もいますが、雑談ができると相手との心理的な距離が縮まり、親近感を持ってもらいやすくなります。
人間関係も円滑になるため、何かと気にかけてもらえたり、困ったときには助け会えるメリットもあります。
自分が属するコミュニティーで充実した生活を送るためにも、雑談力を高めることが大切です。
そこで今回は、雑談が苦手な人のために以下のトピックについて詳しく解説します。
- 質問中心で誰とでも仲良く雑談するポイント
- 会話が長続きする質問の仕方・テクニック
質問中心の雑談をおすすめする3つの理由

雑談に苦手意識を持っているなら、質問中心の雑談を心がけるようにしましょう。
質問中心の雑談とは、相手に質問をすることを主体として会話を組み立てていく方法です。
自分のことを話すよりも、相手に質問して得られた情報をもとに会話を続けていくことができます。
質問主体の雑談をおすすめする理由は以下の3つです。
- 自分から面白い話をする必要がない
- 雑談の話題(ネタ)がなくても会話を続けやすい
- 会話すればするほど親近感を持ってもらえる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分から面白い話をする必要がない

雑談が苦手な人が、たくさん話をして会話を盛り上げるのは難しいですよね。
「面白い話をしなければ・・・」
「気の利いた返しをして相手を笑わそう・・・」
「共通の話題を見つけて会話を盛り上げなきゃ・・・」
このような焦りがあると、逆に緊張してしまい言葉が出てこなくなります。
会話が盛り上がるどころか、気まずい沈黙が続くことのもよくあるパターンです。
一方、質問を中心とした雑談は、自分から面白い話をする必要がありません。
なぜなら、質問しながら会話を組み立てるため、相手の話を聞くことが多くなるからです。
聞き役に徹することで相手の信頼や好感を得ていくコミュニケーション方法なので、ユーモアのある面白い話をする必要がないわけです。
無理に会話を盛り上げなくてもいいので、口下手で雑談が苦手な人でも取り組みやすいことがメリットです。
雑談の話題(ネタ)がなくても会話を続けやすい

雑談の話題(ネタ)を豊富に持っていないと、会話が長続きしないと思っていませんか?
質問を中心とした雑談では1つの話題について深堀りしていくため、雑談ネタが少なくても自然に会話を続けていくことができます。
また、質問することによって、相手から新しい情報も入ってきます。
その情報をもとに再び質問していくため、会話が長続きしやすいのです。
「話すネタがなくて困っている・・・」
「職場で使える雑談のネタを知りたい・・・」
「会話の引き出しが少なくて雑談が続かない・・・」
このような悩みを抱えている人も多いと思いますが、質問を中心とした会話を心がけると雑談の話題・ネタを気にせず会話を続けることができます。
会話すればするほど親近感を持ってもらえる

相手に質問を重ねていくと、様々な情報が増えていきます。
相手の人柄や興味の対象も少しずつわかってくるため、「この話題だったら共通点があるかな?」と予測を立てながら質問することができますよね。
人は自分のことをよく知っている人や、共通点がある人に親近感を抱きます。
質問を中心とした会話なら共通点が見つかりやすいため、相手に親近感を持ってもらいやすいメリットがあります。
「話しかける勇気が出ない・・・」という方も多いと思いますが、興味を持って自分のことを知ろうとしてくれる相手を邪険に扱う人は少ないものです。
「雑談が苦手だから、いつまでも人間関係がぎこちない・・・」
「すぐに雑談が途切れてしまうため、友達ができにくい・・・」
このような悩みを持っている人にこそ、質問を中心とした雑談はおすすめです。
質問中心で誰とでも仲良く雑談するポイント

質問中心で誰とでも仲良く雑談するためには、以下の4つのポイントを抑えましょう。
- 2種類の質問を適切に使い分ける
- 話しを聞くときは「共感」が大事!
- リアクションと質問をセットにする
- 相手に好意を持って笑顔を心がける
それぞれ詳しく解説します。
2種類の質問を適切に使い分ける

質問には、クローズド・クエスチョンとオープン・クエスチョンの2種類があります。
クローズド・クエスチョンとは、答えが「はい」か「いいえ」に限定される質問です。
「映画は好きですか?」
このように聞かれたら、「はい」か「いいえ」で答えますよね。
回答者の答えを限定するのがクローズド・クエスチョンの特徴で、何かをはっきり確認したい時に役立ちます。
一方オープン・クエスチョンとは、回答者が自由に答えることができる質問のことです。
「どんな映画が好きですか?」
このように聞かれたときは、回答者が自分の好きな映画作品について答えることができますよね。
答える内容に制約がない質問がオープン・クエスチョンの特徴で、相手に自由に話してもらいときに役立ちます。

ここで注意して欲しいのは、会話をするときにどちらかの質問に偏りすぎないことです。
例えば、クローズド・クエスチョンばかりしていると、まるで尋問のようになってしまい、相手に不快感を与えてしまいます。
逆にオープン・クエスチョンは自由に話してもらえる反面、相手に考えさせることが多くなります。
相手に負担をかけてしまうため、楽しい会話にならないリスクもあるわけです。
大切なのは、2つの質問を上手に組み合わせていくことです。
例えば、以下のような感じです。
自分「映画は好きですか?」クローズド・クエッション
相手「はい」
自分「どんな映画が好きなんですか?」オープン・クエスチョン
相手「○○のジャンルが好きで、□□という作品が気に入ってます」
クローズド・クエッションで相手の反応をチェックして、肯定的な内容が返ってきたらオープン・クエッションで会話を広げていく流れが自然です。
話しを聞くときは「共感」が大事!

相手の話を聞くときは、返答に対して共感することが大事です。
というのも、共感することなく質問ばかりしていると、相手に不信感を与えてしまう可能性があるからです。
どんな話をしても「へえ」とか「そうなんですか」という適当な返事ばかりだと、相手が不信に思いますよね。
「本当に興味を持って聞いているのかな・・・」「なんか話しづらい人だな・・・」と悪印象を与えてしまいます。
共感することの目的は「あなたと会話をしているのが楽しい」「あなたの話に興味があります」と相手に伝えることです。
そのためには相手の話を受け止めて、しっかりとリアクションをする必要があります。

質問に答えてくれたら、「そうなんですか!」「すごいですね!」など、はっきりリアクションするように意識しましょう。
共感しながら大きくリアクションすることで、相手も安心して話をすることができます。
雑談が苦手な人の中には、「大きなリアクションするのはわざとらしい・・・」と思う方もいるかもしれませんが、やりすぎくらいが丁度いいです。
質問したあとの相手の話には、多少大げさなくらいリアクションしましょう。
熱心に話を聞いてくれる相手を嫌う人は少ないのですから。
「リアクション」と「質問」をセットにする

質問には、相手に考えさせて答えさせる機能があるため、必然的に会話が続きやすくなります。
とはいえ、一方的に質問ばかりしていると、相手に答える負担を与えてしまいます。不快に感じる人もいるでしょう。
答えることが義務になると、楽しい会話にはなりません。
例えば、このような会話です。
自分「先週の休みは何をしてたんですか?」
相手「友だちと釣りに行ってきました」
自分「どこまで行ったんですか?」
相手「○○まで足を伸ばしてみました。よく釣れるって噂だったので」
自分「何時に行ったんですか?」
相手「朝5時くらいでしたかね~」
自分「何が釣れたんですか」
会話として成立しているように思えますが、問い詰めているような感じになってしまいますよね。
一問一答のような会話になっており、すぐに会話が行き詰まりそうです。
では、楽しく雑談するためには、どのように質問すればいいのでしょうか?
質問を中心とした雑談では、以下の会話サイクルを意識することが大切です。
質問する
相手が答える
返答に対するリアクション(共感・肯定・受け止める・自分の話)
再び質問する
このサイクルを意識すると、自然と雑談が続きやすくなります。
先程の例で見てみましょう。
自分「先週の休みは何をしてたんですか?」(質問する)
相手「友だちと釣りに行ってきました」
自分「釣りですか。いいですね~!(返答に対するリアクション)どこまで行ったんですか?」(再び質問する)
相手「○○まで足を伸ばしてみました。よく釣れるって噂だったので」
自分「○○まで行ったんですか! けっこう遠出しましたね。(返答に対するリアクション)朝早かったんじゃないですか?」(再び質問する)
リアクションをしっかりすることで、「あなたの話に興味・関心がありますよ」という姿勢が相手に伝わります。
相手の返答に対して共感や肯定しながら会話を続けると、相手も話しやすくなって不快に思われることは少なくなるわけです。
相手に質問を重ねるときには、返答に対するリアクションをしっかり行ってから質問するようにしましょう。
相手に好意を持って笑顔を心がける

あなたは誰かと話をしているとき、 どのような表情で会話する人に好感を持ちますか?
無表情だったりムスッとした表情をしている人より、笑顔の人に好印象を持つと思います。
これは相手も同じで、笑顔で話を聞いてくれる人と会話をしたいはずです。

雑談に苦手意識があると、
「何か話をしなきゃ・・・」
「会話が続かない・・・」
といった焦りや緊張が表情に出てしまっていることがあります。
その感情が情報として相手に伝わり、会話のやりとりがぎこちなくなってしまうわけです。
慣れないうちは難しいかもしれませんが、人と接するときは「笑顔」を心がけるようにしましょう。
うまく雑談できなくても相手に好意を持って笑顔で接していれば、与える印象も変わってきます。
話題が少なくても雑談が長続きする質問のコツ7選

「雑談のネタが豊富じゃないから、会話が長続きしない・・・」
このような悩みを持っているなら、以下の7つのポイントを意識して質問すると、自然と雑談が続くようになります。
- 雑談に適した話題を選ぶ
- 質問するときは5W1Hを意識する
- 質問は話題ではなく、相手にフォーカスする
- 1つの話題を丁寧に深堀りして聞いていく
- 相手の答えから出たキーワードに注目する
- 相手から質問されたら、同じ質問を返す
- 知らない話題は興味を持って質問する
それぞれ詳しく解説します。
雑談に適した話題(ネタ)を選ぶ

初対面や面識がそれほどない人と雑談するとき、相手にストレスを与える話題があります。
例えば、このような話題です。
- 宗教
- 政治
- 思想
- 身内の不幸
- プライベートに踏み込んだ話題
プライベートに踏み込んだ話題とは年収・恋人の有無・婚姻・職歴など、人によっては聞かれたくない内容のこと。
よく知らない人からこれらの話題を切り出したら、ちょっと警戒しませんか?
これは相手も同じです。
「なんでいきなりこんな話題を持ち出すんだろう・・・」と不審に思われてしまうので、楽しい会話を続けることは難しくなります。
人によっては雑談を打ち切られてしまうこともあるでしょう。
雑談に適しているのは、誰でも気軽に話せる無難な話題です。
- 天気・季節
- 最新ニュース・芸能・流行
- 仕事の近況
- 交通・移動手段
- 旅行・アウトドア
- 健康・ヘルスケア
- ファッション(身につけているもの)
- 趣味・娯楽
- グルメ
このような話題だったら、話のきっかけや最初の質問として最適です。
また、外出しているなら、身の回りに関する話題もおすすめです。
例えば、周囲にある物・人・風景・街の様子などは互いが体感していることなので、共感を得やすい話題になります。
相手に警戒させる要素がない話題から質問して、少しずつプライベートな質問を織り交ぜていくようにしましょう。
質問するときは5W1Hを意識する

相手に質問をするときには、5W1Hを意識するようにしましょう。
5W1Hとは、情報を正しく伝達するときに必要な6つの要素のことで、質問するときにも応用することができます。
具体的には以下の内容になります。
When・・・いつ(時間)
Where・・・どこで(場所)
Who・・・誰が(主体)
What・・・何を(物・行動)
Why・・・なぜ(理由)
How・・・どのように(手段)
この6つの要素を意識することで、相手に対してスムーズに質問することができます。
例えば、趣味を聞いたときに「草野球」という返答が返ってきたとします。
5W1Hで質問を考えると、以下のような質問が考えられます。
When(いつ)
いつから草野球をやっていますか?
以前に野球をやっていたんですか?
Where(どこで)
草野球の試合ってどこでやっているんですか?
守備はどのポジションなんですか?
Who(誰)
誰と草野球をやっているんですか?
試合の対戦相手はどんな人たちですか?
What(何を)
草野球って具体的に何をやってるんですか?
草野球を始めたきっかけって何ですか?
草野球やってて楽しいことは何ですか?
Why(なぜ)
なんで草野球を始めたんですか?
How(どんな)
どんな練習してるんですか?
試合するときはどうやって対戦相手を探すんですか?
会話の流れに応じて、このような質問をすることができますよね。
相手が興味を持っていることを深く知ることができるので、積極的に活用するようにしましょう。
質問は話題ではなく「相手」にフォーカスする

無難な話題で質問しても、会話が長続きしない場合がありますよね。
天気の話題ならこのような感じです。
自分「熱中症になりそうな暑さですね」
相手「そうですね」
自分「今日は今年一番の暑さらしいですよ」
相手「そうなんですか」
自分「○○さんは暑いの苦手ですか?」
相手「大丈夫な方ですけど、ここまで暑いとしんどいですね」
自分「ですよね。いや~本当に暑いなあ」
このまま質問を続けても、会話が発展しないように感じますよね。
会話が長続きしない理由は、 いつまでも天気という話題に固執しているからです。
「天気ついて何か話さなければ・・・」と思っているために、言葉が詰まって話が広がらないわけです。
では、会話を長続きさせるためには、どのように質問すればいいのでしょうか
大切なのは、話題ではなく「話す相手」にフォーカスすることです。
例えばこのような感じです。
自分「熱中症になりそうな暑さですね」
相手「そうですね」
自分「今日は今年一番の暑さらしいですよ」
相手「そうなんですか」
自分「○○さんは、熱中症対策で何かされてるんですか?」←相手にフォーカス
相手「クールスプレー使ってます」
自分「クールスプレー! へえ~そんな商品あるんですか。どうやって使うんですか?」
相手「簡単ですよ。シャツにスプレーするだけで、汗をかいたときに体を冷やしてくれるんです」
自分「それは涼しそうでいいですね。効果はどのくらい持続するんですか?」
「天気について何か話さなくては・・・」と思っていた先ほどと比べると、スムーズに会話が続けられているように思いませんか。
天気の話題を切り出してから、質問の焦点を相手に切り替えています。
この例ではクールスプレーという話が出てきたので、「相手がどのようにクールスプレーを使っているか」に対して5 W 1 H を使って質問をしています。
どんな話題を切り出しても、相手にフォーカスして質問する意識が重要です。
その返答に対して5 W 1 Hを使って質問すると、会話が盛り上がりやすくなります。
1つの話題を丁寧に深堀りして聞いていく

雑談の話題やネタが多ければ、会話が長続きすると思っていませんか?
たしかに、無難な話題や身の回りの話題は「雑談のきっかけ」としては有効です。
しかし、話題やネタを豊富に準備しても、相手の返答を無視して質問を繰り返してしまうと会話が長続きしません。
例えば、このような会話です。
自分「○○さんの趣味って何ですか?」
相手「小説を読むのが好きですね」
自分「そうなんだ。好きな食べ物は何ですか?」
相手「メロンやすしが好きです」
自分「へえ。ところで、 ○○(芸能人)さんが結婚したこと知ってる?」
話題はいくつか出ていますが、テーマがあっちこっちに移るため、相手も答えにくいですよね。
返答に対して関係のない質問をしているため、相手も無視されているような気持ちになってしまいます。
質問するときに大切なことは、1つの話題を丁寧に深堀りしていくことです。
自分「○○さんの趣味って何ですか?」
相手「小説を読むことです」
自分「小説が好きなんですね。どういったジャンルを読むんですか?」
相手「一番は推理小説ですね」
自分「面白いですよね! 私も推理小説にハマった時期がありますよ。最近読んだ中で一番面白かったのは何ですか?」
「小説」という話題に対して、5W1Hを活用しながら質問を重ねています。
前述した例に比べると話題は少ないですが、自然に会話できているように感じますよね。
相手の人柄や興味の対象を深く知ることができるし、こちらの会話の方が相手にも親近感を持ってもらえます。
話題の豊富さにこだわるよりも、1つの話題に対して深く質問していく意識を持つようにしましょう。
相手の答えから出たキーワードに注目する

一つの話題について深く質問しても、いずれは限界がきますよね。
どこかのタイミングで違う話題に移って、会話を広げたり共通の話題を見つけることが大切です。
質問しながら会話を広げるためには、相手の返答から出てきた「新たなワード」に注目することが必要になります。
先程の例の続きで考えてみましょう。
自分「○○さんの趣味って何ですか?」
相手「小説を読むことです」
自分「小説がお好きなんですね。どういったジャンルを読むんですか?」
相手「一番は推理小説ですね」
自分「面白いですよね! 私も推理小説にハマった時期がありますよ。最近読んだ中で一番面白かったのは何ですか?」
相手「□□っていう作品がすごく良かったです。実は私の地元が舞台になってるんですよ」 「地元」というキーワード
自分「そうなんですか! だったらより興味深く読めますよね。ちなみに○○さんの出身地ってどちらなんですか?」 話題を転換
相手「熊本県です」
自分「へえ、そうだったんですか! ○○さんの家の近くが舞台になっていたんですか?」
何の脈絡もなく話題を切り替えると不自然ですが、相手の返答から出てきたキーワードから話を展開すると自然な雑談になります。
この例では、相手の返答のなかに「地元」という言葉が出てきたので、趣味の話から出身地の話題にシフトしていきました。
推理小説の話題に振れながら、今度は「出身地」について5 W 1 Hを使って質問しています。
また、話題を切り替えるときには「ちなみに」「ところで」という言葉を使ってから質問することをおすすめします。
というのも、話の転換を意味する接続詞を使うと、「これから話題が変わりますよ」ということを相手に予告することができるからです。
「話しが変わるんだな」と相手も心構えができるので、違和感を少なくするメリットがあります。
相手から質問されたら、同じ質問を返そう

雑談をしていると、相手から質問されることもありますよね。
もし、自分が興味ないことでも、質問に答えた後は相手にも同じ質問をするようにしましょう。
この点を意識していないと、会話がすぐに終わってしまうからです。
例えば、このような会話です。
相手「○○さんは英会話を習ってませんか?」
自分「いや、習ってないですね」
相手「そうですか・・・」
相手の質問が興味がない話題だったら、「その話題はわからないなあ・・」という感じになると思います。
しかし、多くの話題がある中で、わざわざ英会話について質問をしているということは、「英会話について話をしたいのかも・・・」と察することをが大事です。
相手に同じ質問をしたときの例です。
相手「○○さんは英会話を習ってませんか?」
自分「いや、習ってないですね。□□さんは英会話を習ってるんですか?」
相手「今、勉強中なんです。来月海外旅行に行くので、それまでに少しでも話せるようにしておきたくて」
自分「海外旅行ですか! それなら勉強にも身が入りますね。英会話って具体的にどういう勉強をされてるんですか?」
この場合、「英会話」「海外旅行」を軸に質問していくことができますよね。
必ずしも相手が興味を持っているとは限りませんが、質問されたら同じ質問を返すことで会話が膨らむこともあります。
雑談を盛り上げるためにも、「相手が質問してほしそうなことを質問する」という意識で会話をしましょう。
知らない話題は興味を持って質問する

相手が知らない話題を話し始めたら、知ったかぶりをするのはやめましょう。
話の腰を折らないように適当な返答をする人もいますが、相手に「ちゃんと話を聞かない不誠実な人」と思われる可能性があるからです。
言葉を交わせば交わすほどボロが出てしまうため、「いい加減な対応をする人だな」と呆れさせてしまうこともあります。
知らない話題が出てきたら、素直に知らないと言いましょう。「○○について知らないので教えてもらえますか?」と質問するほうが好感を持たれます。
相手も好きなことを話すことができるし、知らなかったことを学ぶチャンスでもありますよね。
相手が気持ちよく話すことができれば、雑談の目的は達成されているので、知らないことを恐れる必要はありません。
まとめ
この記事で紹介した雑談・会話テクニックは、実践してみて「これは使えるな」と思ったものだけを厳選しています。
もしこの内容活かしていただければ、少しは雑談に対する苦手意識がなくなるんじゃないかなと思います。
もちろんこの記事を読んだだけでは雑談は上手くなりません。
実際に人と話をしてみて、トライアンドエラーを繰り返すことが大事です。