文章の書き方について、わかりやすく書かれている本を探していませんか?
文章力を上達させるためには、参考になる書籍を読んで勉強することが大切ですよね。
私も文章を書くのが苦手で、20冊以上の文章本を購入してきました。
今でも参考にしている本はありますが、中には内容が分かりづらく「買って損したな~」と思う本もあるんですね。
そこで今回は、文章の書き方が上達するおすすめの本を目的ごとに紹介します 。
実際に私が読んで、役に立ったと思う本だけ厳選しました。
「文章の書き方に関する本を探しているけど、どれを選べばいいのかわからない…」と悩んでいる方はチェックしてみてください。
タップできる目次
読者に伝わる文章を書きたい人におすすめの2冊
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則
本書の特徴は、伝わる文章を書くときに必要な知識をバランスよく学ぶことができることです。
例えば、
- 文章の構成
- 伝わりやすい表現
- 日本語の正しい文法
など、 最低限知っておくべきノウハウがわかりやすくまとめられています。
特に参考になったのは、効率よく書くための文章の型(テンプレート)が用意されていることです。
「結論優先型」「比較形」など、伝えたい内容に応じてテンプレートを活用することで、手が止まってしまうことが少なくなりました。
文章力をさらに磨きたいという人にとっては物足りない内容かもしれませんが、これまで文章を書いた経験が少ない方に伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける87の法則はおすすめです。
- 伝わる文章を簡潔に分かりやすく書く方法
- 日本語の正しい表現や文法
- メールや SNS で文章を書くときのルールやマナー
誰にでも伝わる文章力のつくり方
誰にでも伝わる文章力のつくり方では、読みやすい文章の書き方を豊富な具体例とともに学ぶことができます。
「伝わる文章を書くためには、文章構造と文章表現を改善する必要がある」というのが本書の主張で、それぞれ詳しく解説されています。
特に良かったのは、文章表現について詳しく書かれている点です。
どこを改善すればいいのか、具体例とともにわかりやすく書かれているので、理解しやすいことがメリット です。
文章の正しい表現や文法については、この1冊で十分かなと思いました。
ただし、文章の構成については理解するのが難しかったので、文章の構成や型を勉強したい人は他の本も参考にした方がいいでしょう。
- 伝わる文章を書くための表現力
- 伝わる文章の見せ方・レイアウト
文章を書くのが苦手な人におすすめの3冊
20歳の自分に受けさせたい文章講義
文章を書くことが苦手な人には、20歳の自分に受けさせたい文章講義がおすすめです。
「読みやすい文章とは何か…」「文体のリズムとは何か…」という本質的な疑問に対して明確な答えを提示しながら解説されているので、内容が理解しやすいことが特徴です。
読みやすい文章を書くための具体的なノウハウも参考になるものばかりなので、今もよく読み返しているほどです。
印象的なのは、映画やドラマなどの映像表現のテクニックを取り入れていることです。
映画やドラマが好きな方は、本書と相性がいいかもしれません。
ただし、正しい日本語の文法や表現については記述が少ないように感じました。
この点を補足するような本を一緒に購入しておくと、より本書の内容を活用できると思います。
「文章を書こうとすると手が止まってしまう…」「自分の気持ちをうまく文章にできない…」などの悩みがある方に、本書はおすすめです。
- 論理的で読みやすい文章を書く方法
- スムーズに読んでもらうための文章の構成術
- どのような読者を想定して書くべきか
- 文章のリズムを良くする推敲のテクニック
150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方
150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方の特徴は、文字数ごとに文章の構成パターンや文章テクニック本を学ぶことができることです。
150 字・300字・800字 の短い文字数から文章の書き方を学ぶことができるので、無理なく文章力を上達させることができることがメリット。
ブログ・メール・ SNS・ 作文・レポートなど、様々なシチュエーションで活用できる文章テクニックが学べることが魅力です。
文章の構成パターンも応用しやすい基本的なものばかりなので、文字数が多い文章でも活用しやすいと感じました。
また、文章を読みやすくするテクニックも紹介されているので、 文章が読みづらいと言われる人にもオススメです 。
- 150文字の文章を書くための構成パターンと書き方
- 300文字の文章を書くための構成パターンと書き方
- 800文字の文章を書くための構成パターンと書き方
- 下手と言われない文章を書くテクニック
「うまく」「はやく」書ける文章術
本書ではアンテナを張って情報収集をする方法と、読者への貢献を意識して文章を書く方法が解説されています。
印象的なのは、文章を書くための素材集めに力を入れていることです。
素材となる情報を客観的な情報(あっち情報)と主観的な情報(こっち情報)の2つに分け、効率的に集める方法が詳しく解説されています。
何を書けばいいのかわからない人は、書くための情報が不足していることが多いですよね。
その悩みに対して、具体的な解決策がわかる内容になっています。
また、書く前の準備に関しても詳しく書かれているため、どのようなスタンスで読者に伝えればいいのか迷わなくなることもメリットです。
注意点としては、日本語の文法や表現に関しては記述が少ないことです。
正しい日本語を書きたい人は、別の本で勉強する必要がありそうです。
とはいえ、文章の素材を集める方法や書く前の準備に力を入れている書籍はほとんどありません。
「何を書けばいいのかわからない・・・」「書き始める前に、どんな準備をすればいいのかわからない・・・」という悩みを持つ人に、「うまく」「はやく」書ける文章術をおすすめします。
- 文章を書くための素材を集める方法
- 完成度を高めるための書く前の準備
- SNSで使える文章術
読者の心をつかむ文章術を知りたい人におすすめの2冊
一瞬で心をつかむ77の文章テクニック
本書では、読者の心をつかむ文章の書き方・伝え方を学ぶことができます。
タイトル・見出しで読者の心をつかむ方法や、本文を読んでもらいやすいリード文の書き方について、重点的に書かれていることが特徴です。
特に参考になるのは、リード文の書き方です。
読み手の好奇心を刺激するテクニックは実践的な内容で、様々なシチュエーションで活用できることが魅力。
どんなに参考になる内容でも、タイトルや書き出しがつまらないだけで読まれない可能性があります。
ブログの運営やWEBライティングに取り組む人にとっては、メリットが大きい内容だと感じました。
- 本文が最後まで読まれない
- 読み手を惹きつける文章の書き方が分からない
このような悩みを持っている方に、一瞬で心をつかむ77の文章テクニックはおすすめです。
- 読者の心をつかむタイトル&見出しのテクニック
- 本文を読んでもらうためのリード文・書き出しのテクニック
- 読者を引き込むストーリー長文の書き方
読むだけであなたの仕事が変わる「強い文章力」養成講座
この本では、相手の心を動かして行動させる文章術を学ぶことができます。
特に重点が置かれているのは、最初の書き出しに関するテクニックです。
タイトル・見出し・キャッチコピーなどで読者の心をつかみ、本文を読んでもらえる工夫について解説されています。
また、相手の心をつかむ文章の型も紹介されており、就活・転職・ブログ・セールス・SNS・メルマガなど様々なシチュエーションで活用できることも魅力です。
ただし、「主語と述語」「接続詞」「てにをは」など、正しい文法や表現 に関する記述はありません。
正しい日本語を書きたい人は、他の書籍を購入する方が良さそうです
とはいえ、文章を読んだ人に行動してもらいたいと考えてる人には最適な本です。
コピーライティングの基本を勉強したい人にもおすすめします。
- 読み手の心をゆさぶる伝え方
- 相手の心をつかむ文章の型(フォーマット)
- 人を動かす文章術
- 心を動かすストーリーの書き方
最初に買うことをおすすめしたいのはこの3冊!
ここまでおすすめの書籍を厳選して7冊ほど紹介してきましたが、全てを購入するのは難しいですよね。
もし、この中から3冊だけ選んでくれと言われたら、以下の本をおすすめします。
上記の本を選ぶ理由は、文章を書くことに関する様々な悩みに対して、具体的に解決する方法が書かれているからです。
- 文章を書こうとすると手が止まってしまう
- 自分の気持ちをうまく文章にできない
- 読者の興味を引く文章の書き方が分からない
- 相手に伝わりやすい文章の書き方を知りたい
- 日本語としておかしくない文章を書きたい
このような悩みに対する解決策を、ほぼカバーできるということです。
もし、どの本を購入すればいいか悩んでいるなら、まずはご紹介した3冊を検討してみてください。
費用対効果の高い投資になると思います。
まとめ
ここまで、文章の書き方を上達させるおすすめの本を紹介してきました。
大切なのは、本を読むだけではなく、実際に文章を書いて練習すること。
初めはうまく書けなくても、じっくり取り組めば文章力を高めることができると思います。
文章をうまく書けないときは、文章本を何度も読み返してみましょう。
インプットとアウトプットを繰り返すことが、文章力を高める秘訣です。