強力な両面テープをはがせなくて、困っていませんか?
この記事では、「強力粘着剤はがし」と「カーボンはがしヘラ」を使って、両面テープをはがしてみた体験談を紹介しています。
- 両面テープを簡単にはがす方法を知りたい…
- ネットで紹介されている両面テープのはがし方を試したけど、全く効果がなかった…
- 両面テープで貼り付けた小物類を取りたい…
両面テープは物をくっつけるときは便利なんですが、剥がすときになると途端に面倒くさいものになりますよね。
私も、両面テープで取り付けたヘッドホンハンガーやケーブルホルダーがなかなか剥がれなくて、困っていました。
下記のようなインターネットで紹介されている方法を試してみましたが、全く効果がありませんでした。
- 糸を使った取り方
対象物と両面テープの間に糸を入れて、のこぎりみたいに動かして除去する - ドライヤーを使った取り方
ドライヤーで粘着部分を熱しながら、ゆっくりはがしていく - お酢を使った取り方
お酢で粘着性を弱めてから、ゆっくりはがす - 消しゴムを使った取り方
両面テープあとのベタベタした部分を消しゴムで取り除く - ハンドクリームを使った取り方
両面テープ跡にハンドクリームを塗って、粘着性を弱めてからはがす
「強力な両面テープを剥がすためには、専用の粘着剤はがしが必要だな・・・」と思って購入したのがLOCTITE(ロックタイト) の強力粘着剤はがしです。
今回は、ロックタイトの強力粘着剤はがしを使うと、どのように両面テープを剥がせるのか試してみました。
タップできる目次
強力粘着剤はがし(ロックタイト) の特徴

ヘンケルジャパンから販売されているLOCTITE(ロックタイト) の強力粘着剤はがし。
強力に貼り付けられた両面テープや、固くこびりついた粘着剤を除去してくれる専用の粘着剤はがし液です。
泡状でたれにくいスプレータイプの製品で、専用のヘラも付いています。
- どのような種類の下地に使えるか
- 使用方法と注意点
などの情報は、スプレー缶の裏側に表示されています。

はがせるテープの種類は、以下のとおりです。
- 値札・紙製シール
- フィルムステッカーシール
- セロファンテープ
- 両面テープ
- クラフトテープ
- ガムテープ
- 透明梱包テープ
- カッティングシート
- 固まった粘着剤
切手や水性のりをはがすことはできませんが、ほとんどのテープ類は剥がせそうな感じです。

また、強力粘着剤はがしのヘラはちょっと小さすぎると思ったので、カーボンはがしヘラも一緒に購入しました。
今回は、「強力粘着剤はがし」と「カーボンはがしヘラ」で、両面テープ・粘着テープ・シールのはがし残りを除去していきたいと思います。
両面テープ・粘着テープをはがしてみた体験レビュー
今回、両面テープをはがすのは以下の4ヵ所です。
- 部屋のドア
- テレビ台に付けた ケーブルホルダー
- デスクに取り付けたヘッドホンハンガー
- 玄関のドア
それぞれ詳しくレビューします。
部屋のドアにこびりつくテープ跡をはがしてみた

まずは、部屋のドアにへばりついた両面テープの残り・ガムテープの汚れを剥がすことにしました。
ドアは木材で作られていますが、表面は塗料でコーティングされてるような感じです。素材がよくわかりません。
強力粘着剤はがしは塗装・プラスチック・ゴムも溶かすので、目立たないところで事前テストをしてから使うことにします。

事前テストで問題なかったので、両面テープの残りにスプレーを吹きかけたところ、泡状でシュワシュワとした状態になりました。
液がたれにくいことは確かですが、スプレーするときに泡がハネるので、まわりに新聞紙などを置いておいた方がいいと思います。
液が浸透するまで5分ほど放置したあと、「カーボンはがしヘラ」でテープの残りをガリガリ削ったら、簡単に取ることができました。
ドアの下地への影響もほとんどなかったので、テープの残り跡すべてにスプレーを吹きかけて、同じように剥がしていきました。

テープの残りを取った部屋のドアです。上出来ではないでしょうか。
ネットで紹介されていた方法では取れなかった両面テープや粘着テープの残りが、あっという間に綺麗になりました。
ケーブルホルダー(両面テープ)をはがしてみた

次は、テレビ台に取り付けたケーブルホルダーをはがすことにしました。
テレビ台の材質は木材なんですが、表面に取り付けられているのは安価なプリントシートです。
ケーブルホルダーは両面テープで貼り付けるタイプで、手で取ろうと思ってもびくともしません。
ですので、ケーブルホルダーのまわりに強力粘着剤はがしをスプレーして、両面テープの粘着力を弱めることにしました。

スプレーしてから5分ほど経過、ケーブルホルダーを動かしてみたら少しグラグラしていたので、カーボンはがしヘラで引き剥がすことにしました。

テレビ台とケーブルホルダーの間にヘラを押し込んでいったら、無事取ることができました。
ケーブルホルダーを剥がした後には両面テープの残りがあったので、テープの部分にもう一度スプレーして完全にテープ跡を除去しました。

両面テープをはがした後のテレビ台ですが、残念ながらプリントシートが少し剥がれてしまいました。
両面テープにスプレーした部分はそこまでダメージがありませんが、直接スプレーがかかってしまった部分は影響がありましたね。
プリントシートにスプレーがかかってしまった部分は、こまめに拭き取っておけば良かったですね。
ヘッドホンハンガー(両面テープ)を除去してみた

次は、デスクの裏に取り付けたヘッドホンハンガーを除去することにしました。
ヘッドホンハンガーも両面テープで貼り付けるタイプなんですが、一度取り付けるとびくともしないくらい強力に接着されています。

デスクの下地は、テレビ台と同じくプリントシートになりますが、目立つ場所ではありません。気にせずスプレーすることにしました。
約5分ほど放置したあと、ヘッドホンハンガーを左右に揺さぶってみたところ、少しグラグラしていました。
粘着力が弱まっていたので、そのまま捻じってみたら剥がすことができました。

ネットで紹介されていた糸を使った取り方を試しても、全然だめだったんですよね。
ですが、粘着剤はがしを使ってみたら、思ったより簡単にヘッドホンハンガーを剥がすことができました。

ただし、粘着テープのネバネバがベットリ付いていたので、この部分にも強力粘着剤はがしのスプレーをかけて取りきることにしました。
1回で全て取ることはできませんでしたが、何度かスプレーをかけてヘラでそぎ落としていったところ、最終的にきれいに取りきることができました。

表面のプリントシートは少し剥げてしまいましたが、ネバネバした粘着は完全に取りきれたので良かったです。
玄関ドアにこびりつく粘着テープをはがしてみた

最後に、玄関ドアにこびりつく粘着テープを剥がすことにしました。下地は金属なので、強力粘着剤はがしの影響はほとんどないと思います。

粘着テープの残りにスプレーを吹きかけて約5分ほど放置。そのあとカーボンはがしヘラでシールを落としていったら簡単に剥がすことができました。

玄関ドアの粘着テープは1回スプレーしただけで、綺麗に取りきることができました。
「ドアにこびりついたペンキも落とせるかな…」と思ってスプレーしてみましたが、ペンキを取ることはできませんでした。
はがすことができるのはシールやテープ類だけで、塗料を落とすのは無理そうですね。
とりあえず玄関のドアも綺麗になったので満足です。
強力粘着剤はがしで両面テープを剥がした感想
結論から言うと、初めから強力粘着剤はがしを使って両面テープをはがせば良かったというが本音です。
ネットで紹介されていた方法も試してみましたが、時間がかかるだけでほとんど効果はありませんでした。労力だけ無駄にしたという感じです。
強力粘着剤はがしは、それほど高価な物ではありません。数百円もあれば購入することができます。
短時間で簡単に両面テープや粘着テープを取りたいと思っているなら、積極的に使った方がいいと思います。
もし、両面テープの範囲が広い場合は、カーボンはがしヘラを使うことをおすすめします。
圧倒的に作業効率が高いからです。
注意点としては、プリントシートが使われた家具にスプレーする場合、表面がハゲてしまう可能性があることです。
もし、プリントシートに直接スプレーがかかってしまったら、表面に影響がでないようこまめに拭くようにしましょう。
使用する前には注意事項をよく読んで、事前テストを行ってから使うことをおすすめします。
あとがき
両面テープを剥がすために色々な方法を試してみましたが、強力粘着剤はがしとカーボンはがしヘラを使うのが最も簡単な方法でした。
両面テープの剥がせなくて困っているなら、強力粘着剤はがしの購入を検討してみてくださいね。