現在使っているネット回線から、NURO光 for マンションへの乗り換えを検討していませんか?
私はこれまで、フレッツ光ネクストを利用していましたが、 夕方以降になると通信速度が遅くなってしまうため、困っていたんですよね。
下り最大100Mbpsなんですが、無線Wi-Fiで2~3Mbpsしか速度が出ないことが多かったんです。
回線環境を改善するために色々調べたところ、NURO光 for マンション+4(プラスフォー)と契約するのがベストだと判断しました。
というのも、NURO光 for マンションに乗り換えると、下り最大2Gbpsの光回線を利用できるだけではなく、月額料金が今より安くなるからです。
「もしかしたら気づいていないデメリットがあるんじゃないか・・・」と不安に思ったんですが、思い切って乗り換えることにしました。
今回は、フレッツ光ネクストからNURO光 for マンションに乗り換えた体験談を詳しくご紹介します。
NURO光 for マンションについて検討している方は、チェックしてみてください。
- NURO光 for マンションが開通するまでの流れと日数
- 有線・Wifiの通信速度はどのくらい速くなるのか
- 月額料金はいくらになるのか
- NURO光 for マンションのメリット・デメリット
タップできる目次
NURO光 for マンションの基本事項と注意点
NURO光 for マンション+4と契約するための条件
マンションでNURO光を利用するためには、 屋外工事と宅内工事を行う必要があります。
- 屋外工事
マンション共用部にNURO光の設備を導入する - 宅内工事
光ケーブルを引き込み、光回線終端装置(ONU)につなぐ
NURO光 for マンションと契約できるのは、屋外工事が完了しているマンションです。
自分が住んでるマンションにNUROの設備が導入されているかどうかは、 公式サイトの導入済み物件検索で調べることができます。

まず住所を入力すると、NURO光 for マンションの提供エリアかどうか確認することができます。

次に自分が住んでいるマンションを選ぶと、NURO光 for マンションの申し込みが可能かどうかが分かります。
NUROの設備が未導入の場合はNURO光 for マンションではなく、NURO光 G2 V プラン(マンションミニタイプ)を申し込む必要があります。
Hands-up会員数で月額料金が変わる
NURO光 for マンションの特徴は、Hands-up会員数によって月額料金が変わることです。
Hands-upとは工事費や設備の維持管理費などを支払うための任意団体で、契約するためにはHands-upに加入する必要があります。
つまり、Hands-up会員数=マンション内の契約世帯数ということになります。
Hands-up会員数と月額負担金の関係は以下のとおりです。
マンションの 利用者数 | Hands-up会費 | 月額基本料 | 月額負担金(合計) |
---|---|---|---|
6人以下 | 900円 | 1,600円 | 2,500円 |
7人 | 800円 | 1,600円 | 2,400円 |
8人 | 700円 | 1,600円 | 2,300円 |
9人 | 600円 | 1,600円 | 2,200円 |
10人以上 | 300円 | 1,600円 | 1,900円 |
月額基本料(1,600円)は共通ですが、マンション内の契約者数によってHands-up会費が変動するため、月額負担金は1,900円~2,500円の間で変動します。
「自分が住んでいるマンションにHands-up会員が何人いるんだろう・・・」と疑問に思うと思いますが、問い合わせても人数は教えてもらえませんでした。

しかし、導入済み物件検索を利用するときに月額負担金が表示されるので、契約世帯数がどのくらいなのか判断できると思います。
ひかり電話を使うならNURO光でんわと契約する必要あり
「NURO光 for マンションと契約すると、現在利用しているひかり電話が使えなくなるのでは・・・」と心配な方もいますよね。
ひかり電話(固定電話)を利用したいなら、オプションサービスの「NURO光でんわ」への申込みが必要です。
番号ポータビリティを利用してNURO光でんわに申し込むと、現在使っている電話番号のまま移行することができます。
NURO光でんわの月額基本料金は
- 北海道・関東エリア:月500円
- 東海・関西・九州エリア:月300円
で、初期の基本工事費が3,000円(税抜)かかります。
NURO光 for マンション開通までの流れと日数

次は、フレッツ光ネクストからNURO光 for マンションに契約を切り替える流れと日数をご紹介します。
インターネットで申し込む
2020年2月8日にNURO光 for マンションに申し込みをしました。
フレッツ光で利用していた光電話もそのまま利用したかったので、オプションの「NURO光でんわ」も同時に申し込みます。
これまで使っていた電話番号も変えたくなかったので、番号ポータビリティを利用しました。
様々なオプションサービスが用意されていますが、利用したのは「NURO光でんわ」だけです。
宅内工事の日程が決まる
インターネットで申し込みをしてから2日後、NURO光から電話がかかってきました。
内容は申し込みの確認と宅内工事の日程についてです。
担当者と相談した結果、2020年2月18日に宅内工事が行われることに決まりました。
また、NURO光でんわの開通は2020年2月27日になるとのこと。

その数日後に、NURO光 for マンション+4の契約内容通知が送られてきました。
契約内容通知には、NUROマイページにログインするためのIDやパスワードなどが掲載されているので、大切に保管する必要があります。
宅内工事は約1時間ほどで完了
宅内工事では、光回線を引き込む作業と光回線終端装置(ONU)の設置が行われます。
私の場合は作業員が1人だけで、所要時間は約1時間ほどでした。
光回線終端装置(ONU)にはWiFiルーターが標準装備されているので、この一台でルーターとしても利用できます。

今回設置してもらったのはZXHN F660Aという機器で、通信規格IEEE802.11acに対応しているモデル(無線LANで最大速度1.3Gbps)です。
宅内工事が終わるとインターネットにつながる状態になるので、これまで利用していたネット回線プロバイダー(BIGLOBE)を解約しました。
NURO光でんわが開通するのは2月27日です。それまではフレッツひかり電話をそのまま利用することができます。
NURO光でんわが開通する
2020年2月27日になったので、NURO光でんわTA(テレフォニー・アダプター)の配線を行います。
これまで利用していたフレッツ光の光回線終端装置(ONU)からNURO光でんわTAに配線をつなぎ直します。

配線が苦手な方もいるかもしれませんが、TAクイックガイドに詳しい解説が書いてあるので、特に戸惑うことはありません。
配線が終わりNURO光でんわを利用してみたところ、特にトラブルもなく普通に通話することができました。
フレッツ光ネクストの解約手続き
NURO光でんわの開通が完了したら、これまで利用していたフレッツ光ネクストを解約します。
フレッツ光の解約(電話)を申し込むと、レンタル機器の返送キットが送られてきます。

返送用キットにレンタル機器を入れて返送したら、回線の移行が完了ということになります。
なお、NTT回線の休止手続きはNURO光が代行してくれるのようなので、何か手続きする必要はありません。
- ネット回線の開通:申し込みから10日後
- ひかり電話回線の開通:申し込みから19日後
NURO光 for マンションで通信速度はどうなった?
フレッツ光ネクストの通信速度
これまでの回線状況は以下のとおりです。
- 回線サービス:フレッツ光ネクスト
- プラン名:マンションタイプ(プラン2) VDSL方式(100Mbps)
VDSL方式とは、屋外からマンションの共用部までは光回線で、共用部から各戸に電話回線ケーブルで接続する方法です。
通信速度は下り最大100Mbpsですが、インターネット回線を複数の世帯で共有するため、そこまで速度は出ません。
速度が遅くなる22:00頃に、インターネット速度テスト(google)を行った結果がこちら。

- 有線LAN(下り):35.4Mbps
- 無線Wi-Fi(下り):3.06Mbps
夕方まではもう少し速度が出ますが、回線が混み合う夜以降はかなり遅くなります。
NURO光 for マンションの通信速度
次に、NURO光 for マンションに乗り換えてからインターネット速度テストを行った結果がこちらです。

- 有線LAN(下り):882Mbps
- 無線Wi-Fi(下り):32.7Mbps
有線LANは爆速です。何度か計測してみましたが、約800Mbpsはコンスタントに出ます。
一方、無線Wi-Fiは思ったほど速度が早くなかったので、「Fast.com」「SPEEDTEST」の2サイトでも計測してみたところ、どちらも200Mbpsを超えています。

フレッツ光は最大でも下り100Mbpsなので、無線Wi-Fiでも間違いなく上回っていると思います。
NURO光 for マンションで月額料金はどうなった?

フレッツ光ネクストの月額料金
まず、フレッツ光ネクストと契約していたときの月額料金は以下のとおりです。
- フレッツ光利用料:2,850円
- ひかり電話:500円
- ひかり電話対応機器使用料:450円
- 明細発行手数料:100円
- プロバイダー利用料(biglobe):1,200円
- 消費税10%:510円
- 総合計:5,610円
改めて計算してみると、通信速度のわりには金額が高いなという感じです。
フレッツ光利用料だけでなく、ひかり電話対応機器使用料やプロバイダー利用料を支払わなければならないのが痛いです。
NURO光 for マンションの月額料金
次に、NURO光 for マンションの月額料金は以下のとおりです。
- Hands-up会費:300円
- NURO光 for マンション+4 基本使用料:1600円
- マンション宅内工事費(分割払):1111円
- 工事費相当分の基本利用料割引:-1111円
- NURO光でんわ基本使用料:500円
- 消費税10%:240円
- 総合計:2,640円
フレッツ光ネクストのときに比べると、月額料金はなんと約3,000円ほど安くなりました。
プロバイダー利用料は基本使用料に含まれますし、光回線終端装置(ONU)のレンタル料も無料です。
宅内工事費が40,000円(36ヶ月の分割払い)かかりますが、キャンペーン特典で全額割り引かれるのも大きいですね。
月額料金がこれだけ下がるなら、NURO光 for マンションにもっと早く乗り換えれば良かったです。
NURO光 for マンションの評価
NURO光 for マンションに切り替えて2ヶ月ほど経ったので、私が感じたメリットとデメリットをご紹介します。
デメリット
NURO光 for マンションのデメリットですが、サービス・価格面で気になることはありません。
気になった点があるとすれば、契約や手続きについて問い合わせをするとき、いちいち予約する必要があることです。
専用の予約フォームで日時を指定して、予約した日時にNURO光の担当者から連絡がくるというシステムなんですね。
すぐに確認したいことがあっても、1~2日くらい待たされるため、かなりストレスを感じました。
いろいろ理由はあるんでしょうが、時間差なく問い合わせできるような体制にしてもらいたいなと思います。
メリット
NURO光 for マンションのメリットは、他の回線サービスに比べて圧倒的にコストパフォーマンスが高いことです。
私の場合、フレッツ光ネクストからNURO光 for マンションに乗り換えましたが、月額料金がかなり安くなりました。
毎月約3,000円安くなったわけですから、金銭的なメリットは大きいです。
さらに、
- 利用開始月は、月額負担金が無料になる
- 宅内工事費の分割金(36ヶ月分)が全額割引になる
- 25,000円のキャッシュバック
など、様々な特典が用意されていて、初期費用も抑えることができます。
また、有線LAN・無線Wifiともに通信速度が爆速になったので、オンラインゲームや動画視聴をストレスなく楽しめます。
2ヶ月以上使っていて通信トラブルもなく、安定して高速回線を利用できているので、満足度はかなり高いです。
もし、NURO光 for マンションと契約できる条件が整っているのであれば、検討してみる価値があると思います。