ニトリの枕といえば、「ホテルスタイル枕」と「高さが10ヵ所調整できる枕」が売れ筋の商品です。
どちらの枕も利用者に高く評価されていますが、 使用感や寝心地はまったく違います。
適当に選んでしまうと、自分に合わない枕でなかなか寝付けない、ということにもなりかねません。
そこで今回は、「ホテルスタイル枕」と「高さが10ヵ所調整できる枕」を実際に使っている私が、 それぞれの違いについて詳しく比較してみました。
2つの枕の特徴・使用感・寝心地などを知りたい方はぜひチェックしてみてください。
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ホテルスタイル枕と高さが10ヵ所調整できる枕のレビュー
2つの枕の比較表
この記事で比較するのは、ホテルスタイル枕(スタンダード)と高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)です。
それぞれの違いを比較表にまとめたので、確認してみてください。
商品名 | ホテルスタイル枕 (スタンダード) | 高さが10ヵ所調整できる枕 (パイプ) |
---|---|---|
大きさ | 幅60×奥行40×高さ16cm | 幅60×奥行40×高さ9cm |
重さ | 約0.9kg | 約1.63kg |
組成 | ポリエステル100% | ポリエステル100% ウレタンフォーム |
価格 | 1,989円 | 4,990円 |
枕の高さ | 調整できない | 調整できる |
枕のかたさ | やわらかめ | かため |
寝る体勢 | 仰向け | 仰向け・横向き |
快適さ | 寝返りしやすさ…ふつう 通気性…ふつう | 寝返りしやすさ…ふつう 通気性…良い |
耐久性 | へたりやすい | 高い |
洗濯 | 丸洗いできる 洗濯機OK | 丸洗いできる |
枕カバー | 43×63cm | 43×63cm |
特徴 | ホテルの質を求めた枕 中材にマイクロファイバーわた使用 外側は柔らかい手ざわりのサテン生地 | 枕の高さを自由に調整できる 通気性と耐久性に優れたパイプ素材 抗菌・防臭機能あり |
その他の ラインナップ | セレクト 大判 プレミアム | ソバ 粒わた |
枕のラインナップについて
ホテルスタイル枕のラインナップ

ホテルスタイル枕はホテルの上質感を追求した商品で、売れ筋の種類は「スタンダード」「セレクト」「プレミアム」「大判(おおばん)」の4つです。
「スタンダード」は標準の機能を持つタイプで、「セレクト」は標準機能に加えて抗菌・消臭機能が付いている枕です。
「プラミアム」は抗菌・消臭機能に加えて、高さ調節機能も備わっています。
また、「大判(おおばん)」は幅90cmまで大きくしたセミロングサイズになっており、寝返りしやすいタイプです。
- スタンダード…標準タイプ
- セレクト…標準タイプ+抗菌・消臭機能あり
- プレミアム …標準タイプ+抗菌・消臭機能+高さ調整機能
- 大判…幅90cmのセミロングサイズ
高さが10ヵ所調整できる枕のラインナップ

高さが10ヵ所調整できる枕は、高さを細かく調整できることが大きな特徴で、中材は「パイプ」「そば」「粒わた」の3種類が用意されています。
「パイプ」と「そば」は枕のかたさがかため(高反発)で、「粒わた」は枕のかたさがやわらかめ(低反発)になります。
- パイプ…かため
- そば…かため
- 粒わた…やわらかめ
見ため・手ざわり・枕カバーについて

「ホテルスタイル枕」と「高さが10ヵ所調整できる枕」は、幅・奥行きサイズがどちらも同じ表記になっています。
しかし、両方を比べてみると、ホテルスタイル枕の方が一回り大きい感じがしますよね。
- ホテルスタイル枕…幅60×奥行40cm
- 高さが10ヵ所調整できる枕…幅57×奥行36cm
実際にサイズを測ってみると、ホテルスタイル枕はサイズどおりですが、高さが10ヵ所調整できる枕は少し小さめでした。

枕の重さに関しては、「高さが10ヵ所調整できる枕」の方がずっしりと重いです。
枕の表面は少しデコボコしていてザラッした感じですが、手ざわりは悪くありません。頭をのせたときも違和感はありませんでした。

ホテルスタイル枕は、思ったよりも軽くて柔らかい感触です。
枕の表面・側面には手ざわりが柔らかいサテン生地が使われて、サラサラといった感じで気持ちいいです。
まさにホテルの枕のような優しい手ざわりでした。
また、ほとんどの方が枕カバーを使うと思いますが、どちらも43×63cmの製品で問題ありません。

ホテルスタイル枕は小さすぎるかも・・・と思いましたが、43×63cmの枕カバーでなんとか枕を入れることができました。
少しパンパンになりますが、ちょうどいい大きさだと思います。
枕のかたさ・高さ調整について

ホテルスタイル枕は「やわらかめ」の低反発まくらで、手で押したときの感触はもっちりとした感じです。
枕の高さが約16cmと高すぎるように感じますが、頭をのせると適度に沈み込みます。
中材にマイクロファイバーわたが使用されているため、柔らかいけど弾力性がある感触になっています。
中身がスカスカというような不快感は全くなくて、頭をのせるとちょうどいい高さになりました。(中肉中背の男性の場合)
ホテルスタイル枕には高さを調整する機能はないので、枕が低すぎるときはタオルを下にひいて調節するのが良さそうです。

高さが10ヵ所調整できる枕(パイプ)は「かため」の高反発まくらで、手で押してみるとしっかりとした反発力があります。
頭をのせてもほとんど沈み込むことはなく、頭や首をしっかり支えてくれる感じがします。
枕の高さは約9cmですが、全体調整ウレタンシートや部分調整ウレタンシートを出し入れすることで細かくオーダーメイドできます。

寝る体勢や自分の好みに合わせて高さを細かく調節できるので、首が自然な状態になる高さにコントロールできるのが良いポイントです。
自分にとってベストな高さに調整するまで試行錯誤が必要でしたが、高さが決まったあとはストレスなく寝ることができます。
寝やすさ・快適さについて

ホテルスタイル枕(スタンダード)で仰向けに寝てみると、ふわっと柔らかくてフィットする感じです。
頭がしっかりと包み込まれるホールド感があって、自然な体勢で寝ることができました。
不安に思っていた枕の高さもちょうど良かったです。
柔らかい枕(低反発まくら)には寝返りしにくいイメージがあったんですが、寝返りも抵抗なく普通に行うことができました。
ただ、横向きで寝てみると、枕の高さが少し低いような気がしました。
首を支える枕のかたさがないので、首が下の方に曲がってしまい、負担が大きくなってしまうんですよね。
横向きに寝る方にとっては、あまり好ましい枕ではないかもしれません。

高さが10ヵ所調整できる枕で仰向けに寝てみると、弾力性があって頭と首をしっかり支えてくれている感じがします。
枕の高さを自分好みに調整しておけば、しっくりとくる体勢で寝ることできます。
高反発まくらなので寝返りもしやすいし、横向きで寝るときも首をしっかり支えてくれる安心感がありました。
中材にパイブが使われているので、通気性が良く頭が蒸れたりしないことも良かったです。
快適に寝ることができるし、朝起きたときに首や肩が痛くなることもないので、自分にとってはベストな枕だと感じています。
【結論】どちらを選べばいいのか?

頭を包み込むようなフィット感がある枕を探しているなら、ホテルスタイル枕を購入することをおすすめします。
仰向けで寝るときのホールド感は快適で、ふわふわでありながら枕の高さもキープしてくれる素晴らしい品質だと感じます。
標準タイプのスタンダードなら、約2,000円で購入できるコストパフォーマンスの高さも魅力です。
いくつかのラインナップがあるので、自分に適した商品を選ぶこともできます。
- 頭を包み込むようなフィット感がある低反発まくらを探している
- 仰向けで快適に寝ることができる枕が良い
- 枕を購入するなら、コストパフォーマンスの高さを重要視する
もし、枕の高さを調整できるオーダメイド枕を探しているなら、高さが10ヵ所調整できる枕をおすすめします。
部分調整ウレタンシートによって、枕の上下左右の高さまで細かく調整できる機能は素晴らしいです。
枕もかため(高反発)で寝返りもしやすいし、仰向けでも横向きでも首をしっかり支えてくれる安定感があります。
消臭・抗菌機能のおかげでニオイが気にならないし、パイプ素材なので熱がこもりにくいメリットもあります。
価格面ではホテルスタイル枕よりも高額ですが、枕の高さが合わなくて新しい枕を探しているなら、高さが10ヵ所調整できる枕の方が寝やすいと思います。
- 枕の高さを調整して、自分にとって最適なオーダーメイド枕を作りたい
- 仰向けや横向きで寝たときに、頭や首をしっかり支えてくれる枕が良い
- 枕がかためで、寝返りしやすい弾力性がある枕を探している
- 消臭・抗菌機能があって、清潔に保てる枕を使いたい
最後に
今回は、「ホテルスタイル枕」と「高さが10ヵ所調整できる枕」を比較してみました。
個人的には「高さが10ヵ所調整できる枕」の方が寝やすいと感じましたが、「ホテルスタイル枕」もコスパが高いです。
もし、ホテルで使うような柔らかい枕が好きなら満足できると思うので、ぜひ検討してみてください。