この記事では、私が実際に見たおすすめの韓国映画をランキング形式で紹介しています。
ランキングの基準はズバリ、心を揺さぶる内容だったかどうか、という点です。
見終わったあとのカタルシスが強かった作品を上位に並べました。
感動できるヒューマンドラマからハラハラドキドキするサスペンスまで、どうしてもおすすめしたいと感じた名作をピックアップ。
最後まで退屈しなかった映画だけを厳選しているので、ぜひチェックしてみてください。
おすすめランキング【第20位~第11位】
第20位 レッド・ファミリー
製作 2013年
主演:キム・ユミ
ジャンル:スパイ、家族ドラマ
あらすじ
誰もがうらやむ理想の家族を絵に描いたような一家。だがその正体は、母国からの密命を遂行するために韓国に潜入している北朝鮮の工作員チーム、サザンカ班だった。表では仲むつまじい4人家族だが、玄関のドアを閉めると階級を重んじ、母国の命令を順守するスパイ集団となる。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
コミカルなスパイものだと思っていましたが、深い哀しみがあるストーリーに心を打たれました。
任務のための偽物家族なんですが、実は家族のようにお互いを気にかけている姿が印象的です。
哀しみが凝縮されたラストシーンは必見で、思わず涙腺が緩んでしまいました。
同じような状況に置かれていたら自分はどうするか、そんなことを思わずにいられない映画です。
第19位 幼い依頼人
製作 2019年
主演:イ・ドンフィ
ジャンル:ヒューマンドラマ
あらすじ
ロースクールを卒業した後、児童福祉館に臨時で就職したジョンヨプ(イ・ドンフィ)は、継母(ユソン)から虐待されている姉のダビン(チェ・ミョンビン)と弟のミンジュンに出会う。その後法律事務所に就職した彼は、ダビンの鼓膜が破れ、さらにミンジュンが死んだことを知る。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
「幼い依頼人」は、韓国で実際に起きた虐待事件をもとに製作された映画です。
エリート主義で利己的だったジョンヨプが、虐待の事実を知って子供を救おうとする姿に救われる思いがしました。
見るに耐えないシーンもありましたが、ストーリー・演出ともに質が高いと思います。
「虐待」がテーマになっているため、万人におすすめできませんが、優れた社会派映画を見たい方はぜひチェックしてみてください。
第18位 ベテラン
製作 2015年
主演:ファン・ジョンミン
ジャンル:アクション、サスペンス、刑事
あらすじ
広域捜査隊所属の刑事ソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)は、長きにわたり追跡してきた事件をようやく解決したばかりだった。そんな折、彼はパーティーで怖いもの知らずの財閥3世チョ・テオ(ユ・アイン)と出くわす。ある事件を追っていたドチョルは長年の勘で、その事件の背後にテオがいると感じるが……。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
庶民派の刑事が、強大な権力に守られた財閥の息子と対決する痛快なアクション映画です。
様々な妨害行為にへこたれず、粘り強く捜査を続ける刑事ソ・ドチョルの突進力が見どころ。
財閥3世チョ・テオが清々しいくらいの悪役で、2人の対決は見ものでした。
財閥の闇に切り込む社会派の要素を、上手くエンターテインメントに昇華させている点が魅力です。
第17位 サニー 永遠の仲間たち
製作 2011年
主演:ユ・ホジョン
ジャンル:ヒューマンドラマ
あらすじ
ナミ(ユ・ホジョン)は夫と高校生の娘に恵まれ、主婦として平凡だが幸福な毎日を送っていた。そんなある日、彼女は母の入院先の病院で高校時代の親友チュナ(チン・ヒギョン)と思わぬ再会を果たす。25年ぶりに再会した友人はガンに侵され、余命2か月と宣告されていた。チュナの最後の願いはかつての仲間たちと会うことだった。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
序盤は「女子学生のノリがしんどい…」と感じましたが、中盤あたりから引き込まれて最終的には感動しました。
昔の仲間を探す現在と学生時代の回想が交互に描かれる内容ですが、ストーリー構成がうまくて見やすかったです。
自身の人生と重なる部分も多くて、心地よく映画を楽しめました。
特に結婚している30代以上の女性にとって、心に刺さる内容になってるんではないかと思います。
第16位 王になった男
製作 2012年
主演:イ・ビョンホン
ジャンル:時代劇
あらすじ
1616年、暴君の悪名高き朝鮮第15代王の光海君(イ・ビョンホン)は権力争いの渦中にあり、常に暗殺の危機にさらされていた。そんな折、彼とそっくりの容姿を持つ道化師ハソン(イ・ビョンホン)が王の影武者として宮中に上がることになる。重臣たちは、何とかして身分の低い平民であるハソンを王に仕立て上げようと画策するが……。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
替え玉が活躍する映画と言えば「デーヴ」が有名ですが、「王になった男」も引けを取らないぐらい感動する作品でした。
一人二役を演じたイビョンホンの演技力はさすがでしたね。
慣れない王という役割を演じていくうちに、周りの人に影響を与えていくシーンは心を打ちました。
ラストシーンの出来も良く、見終わった後に「いい映画を見たなぁ」と思える名作です。
歴史モノのヒューマンドラマが好きな方におすすめです。
第15位 エクストリーム・ジョブ
製作 2019年
主演:リュ・スンリョン
ジャンル:アクション、コメディー
あらすじ
コが班長を務める麻薬捜査チームは、休みなく奔走しているのに実績を全く残せず、解散の危機にひんしていた。彼らは国際犯罪組織による国内麻薬密搬入の情報を入手し、起死回生を狙った潜伏捜査に打って出ることにする。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
韓国で大ヒットしたアクションコメディ映画で、誰が見ても楽しめるエンターテイメント性が魅力です。
麻薬捜査官のメンバーは個性的で、キャラが濃いメンツばかり。
コミカルなシーンがをテンポよく続いているので、楽しく見ることができました。
ストーリもわかりやすい内容なので、頭を空っぽにして純粋に楽しめる映画だと思います。
第14位 コンフィデンシャル/共助
製作 2017年
主演:ヒョンビン、ユ・ヘジン
ジャンル:アクション、刑事ドラマ
あらすじ
北朝鮮の刑事リム・チョルリョン(ヒョンビン)は、アメリカドル偽造の犯罪組織を追跡している最中に、上司の裏切りで仲間と妻を殺される。韓国へ逃亡した組織を捕らえるため、北朝鮮はチョルリョンをソウルに送り込む。一方、国際犯罪者の逮捕要請を受けた韓国側は庶民派熱血刑事カン・ジンテ(ユ・ヘジン)を担当に任命し、南北の合同捜査を極秘に進める
シネマトゥデイ
見どころ・感想
「久しぶりに面白いバディ・アクション映画を見たな…」と思える作品でした。
硬派な刑事リムと庶民派で口が達者な刑事カンが、捜査を通じて心を通わせる過程が良かったです。
「これぞバディもの」という出色の出来で満足感が高かったです。
また、迫力のあるアクションシーンも多く、最後までどうなるかわからないストーリーも魅力だと感じました。
面白いアクション・エンターテイメントを探しているなら、本作をおすすめします。
第13位 弁護人
製作 2013年
主演:ソン・ガンホ
ジャンル:ヒューマンドラマ、法廷
あらすじ
1980年代初頭の韓国・釜山。高学歴ではないが目覚ましい活躍を見せている税務弁護士ソン・ウソク(ソン・ガンホ)は、ある日、昔なじみのクッパ店の息子ジヌ(イム・シワン)が裁判を控えていると聞き、拘置所へ面会に行く。ある事件に巻き込まれたというジヌの信じがたい姿を見て、ウソクは何人もの弁護士が断った事件の弁護を請け負うことにする。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
「弁護人」は軍事政権下の韓国で起きた実際の事件に基づく映画で、社会派ドラマの名作です。
見どころは、ジヌの弁護をするために強大な権力に立つ向かうソン・ウソクの覚悟です。
序盤はお金目当ての弁護士という感じでしたが、徐々に信念を持った人柄に変わっていく過程は見応えがありました。
法廷で熱弁をふるうソン・ガンホの演技には心を揺さぶられた。
二転三転する相手との駆け引きも面白かったです。
社会派ドラマでありながら物語の面白さも意識された作りになっているので、誰もが満足できる映画だと思います。
第12位 殺人の告白
製作 2012年
主演:パク・シフ、チョン・ジェヨン
ジャンル:サスペンス、アクション
あらすじ
時効の成立後、イ・ドゥソク(パク・シフ)という男が、自分は15年前に世間を騒がせた連続殺人事件の犯人だと告白する。その後、暴露本を出版した彼はそのルックスの良さも味方し、一躍時の人として世間にもてはやされる。一方、ずっと犯人を追い続けてきたチェ刑事(チョン・ジェヨン)は、本の中にまだ解決されていない事件の真相の記述がないことを不審に思い……。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
設定を生かしたストーリー展開が魅力で、「どんな結末になるんだろう…」と最後まで興味を持って見ることができました。
告白をした連続殺人犯イ・ドゥソクの狙いを探っていくのが本筋ですが、二転三転するストーリーは見応えあり。
終盤にはどんでん返しの要素もあって、サスペンスとしての質も高いです。
日本でリメイクされた「22年目の告白 私が殺人犯です」も良かったですが、個人的には韓国版がおすすめです。
第11位 インサイダーズ/内部者たち
製作 2015年
主演:イ・ビョンホン
ジャンル:サスペンス
あらすじ
大統領選を控え、ミレ自動車のオ会長(キム・ホンパ)は与党新正党のチャン・ピル(イ・ギョンヨン)に大金を投じて政治をも牛耳ろうと画策していた。裏でその糸を引いていたのは祖国日報主幹のイ・ガンヒ(ペク・ユンシク)だ。ある日、彼の裏の仕事を請け負っていたアン・サング(イ・ビョンホン)に、極秘の裏金ファイルを回収するよう指示が下る。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
序盤は顔と名前が一致しなくて戸惑いましたが、設定と人間関係を理解したあとは面白かったです。
ストーリーは罠にはめられたアン・サングの復讐譚ですが、演じるイ・ビョンホンの存在感が大きかったですね。
情にあついチンピラ役なんですが、カリスマ性があって格好良かったです。
また、先の読めないストーリーも見応えがあり、ラストのどんでん返しも気持ち良かったです。
話もテンポよく進んでいくので、一気に見ることができると思います。
おすすめランキング【第10位~第1位】
第10位 八月のクリスマス
製作 1998年
主演:ハン・ソッキュ、シム・ウナ
ジャンル:恋愛、ヒューマンドラマ
あらすじ
父の跡を継いでソウルで小さな写真館を営むジョンウォン。彼は不治の病により余命が限られているが、笑顔を絶やさず穏やかな毎日を送っている。そんなある日、駐車違反取締員のタリムが違反車の写真を拡大してほしいと写真館にやって来る。それ以来、タリムはたびたび写真館を訪れるようになり、ふたりは次第に惹かれ合っていくが……。
映画.com
見どころ・感想
本作の印象を一言で表すなら、「なんとも切ないな…」になります。
ストーリーはあらすじの通りで、何気ない日常が丁寧に描かれるだけですが、映画が醸し出す雰囲気が好みでした。
特に心に残ったのは、終盤における写真館を営むジョンウォンのある決断です。
派手なシーンではありませんが、心を締め付けられました。
静かなラブストーリーやヒューマンドラマが好きな方に、「八月のクリスマス」をおすすめします。
第9位 EXIT
製作 2019年
主演:チョ・ジョンソク
ジャンル:パニックアクション、コメディ
あらすじ
母親の古希を祝う会場で、大学時代に好きだった山岳部の後輩ウィジュ(ユナ)と再会した無職の青年ヨンナム(チョ・ジョンソク)は、すっかり浮かれていた。一方街では有毒ガスが発生し、道行く人々が次々と倒れ大混乱に陥る。やがてガスは上昇し、ヨンナムたちがいる会場も危険な状態になる。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
「コメディの要素が強すぎでは…」と序盤は思ったんですが、事件が起きてからの展開は緊張感があって面白かったです。
ビルに取り残された主人公が、どのように有毒ガスから逃れるかが見どころです。
次から次へと襲ってくる危機を乗り越えていく脚本は秀逸でした。
また、無職で不器用な青年ヨンナムが後輩ウィジュを助けるために奮闘するシーンも胸を熱くするポイントです。
パニックアクション映画としてよくできた映画なので、興味があるならぜひチェックしてください。
第8位 スウィング・キッズ
製作 2018年
主演:D.O.
ジャンル:ダンス、ヒューマンドラマ
あらすじ
朝鮮戦争中の1951年。巨済島捕虜収容所の新任所長は、収容所のイメージ向上を目指して戦争捕虜によるダンスチーム結成を計画する。朝鮮人民軍の問題児ロ・ギス(D.O.)をはじめ、 ブロードウェイのタップダンサーだった黒人下士官ジャクソン (ジャレッド・グライムズ)らが集められ、チーム名は“スウィング・キッズ”に決まる。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
「明るく楽しいダンス映画なのかな…」と予想してましたが、思った以上に深いテーマがあって考えさせられました。
印象的だったのは、タップタンスを楽しめない状況でも、情熱を持ち続けて練習する主人公のひたむきさです。
悪態を付きながらも、タップダンスに取り組む姿は微笑ましかったです。
コミカルなシーンも多いですが、ラストの展開は衝撃的です。
見終わった後に強いカタルシスを感じられる映画でした。
第7位 ビューティー・インサイド
製作 2015年
主演:ハン・ヒョジュ
ジャンル:恋愛、ファンタジー
あらすじ
ウジンは18歳を境に、目覚めると年齢や性別や国籍を問わず、それまでとは全然違う外見に変化する奇妙な運命を背負うことに。一人の人物としてのルックスが定まらない彼は、インターネットを駆使して家具デザイナーとして働いていた。ある日、ウジンは家具店で働くイス(ハン・ヒョジュ)を見初め、毎日一見客のフリをしてその店に通い詰める
シネマトゥデイ
見どころ・感想
「ビューティー・インサイド」は、目が覚めるだびに外見が変化する設定を生かしたファンタジックなラブストーリーです。
「愛するとはどういうことなのか…」を根源的に問いかけてくるような作品で、2人の心情の変化を丁寧に描いている点が良かったです。
また、イスを演じるハン・ヒョジュさんがきれいでしたね。
透明感のある美しさで、映画の内容ともマッチしているように感じました。
恋愛&ラブストーリーが苦手な私でも感動できた映画なので、ぜひチェックしてほしいです。
第6位 無垢なる証人
製作 2020年
主演:チョン・ウソン
ジャンル:ヒューマンドラマ、法廷劇
あらすじ
信念を貫くのをやめて現実と妥協することにした弁護士のスノ(チョン・ウソン)は、殺人事件の容疑者の弁護士に指名される。彼は容疑者の無罪を立証するため、唯一の目撃者である自閉症の少女ジウ(キム・ヒャンギ)に証言を依頼する。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
裁判&法廷に関する韓国映画の中で、最も質が高いと感じたのが「無垢なる証人」です。
「殺人現場で何があったのか…」というサスペンスの要素と、自閉症の少女と弁護士によるヒューマンドラマの要素を上手く組み合わせたストーリーが秀逸でした。
見どころは、様々な葛藤を抱えていた弁護士スノが、最終的にどのような決断を下すのかという点です。
真相が明らかになるラストの法廷劇も見応えがあって、満足度が高かったです。
裁判・法廷に関するサスペンス映画を探しているなら、ぜひ本作をチェックしてみてください。
第5位 監視者たち
製作 2013年
主演:ハン・ヒョジュ、チョン・ウソン
ジャンル:サスペンス、アクション
あらすじ
韓国警察特殊犯罪課で凶悪犯の行動監視を専門とする班長ファン・サンジュン(ソル・ギョング)と、記憶力、洞察力、集中力に人一倍たけている新人刑事ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)。二人はジェームズ(チョン・ウソン)率いる武装犯罪グループを追っていた。しかし、ジェームズは巧みな戦略で彼らの監視網をかいくぐっていき……。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
他のサイトではあまり取り上げられることが少ない本作ですが、サスペンス映画として最後まで飽きることなく楽しめました。
見どころは、行動監視班がどのように犯罪組織を追い詰めていくかという点です。
困難な状況が続く中、班長と新人捜査官が協力しながら犯人を追っていく展開は見応えありました。
また、犯罪組織を率いるリーダーを演じたチョン・ウソンの演技も素晴らしかったです。
目的のためなら手段を選ばない冷酷非情な姿は、悪役ながら存在感が抜群でした。
先の読めない緊張感のあるサスペンス・アクション映画を探しているなら、「監視者たち」をおすすめします。
第4位 パラサイト 半地下の家族
製作 2019年
主演:ソン・ガンホ
ジャンル:ブラックコメディ、ドラマ
あらすじ
半地下住宅に住むキム一家は全員失業中で、日々の暮らしに困窮していた。ある日、たまたま長男のギウ(チェ・ウシク)が家庭教師の面接のため、IT企業のCEOを務めるパク氏の豪邸を訪ね、兄に続いて妹のギジョン(パク・ソダム)もその家に足を踏み入れる。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
序盤・中盤・終盤で印象が変わっていく「怪作」で、貧富の格差をブラックユーモアたっぷりに描いている点が魅力です。
ユーモアたっぷりに描かれる序盤から、シリアスな展開になるストーリーが面白かったです。
ハラハラ・ドキドキする場面も多く、最後まで読めない展開も良かったです。
また、映像のカット割りやアングルは素人の目から見ても芸術的で、1つ1つのシーンが印象的でした。
見終わった後に何とも言えない感情になりますが、間違いなく見るべき映画だと思います。
第3位 The Witch 魔女
製作 2018年
主演:キム・ダミ
ジャンル:サスペンス、アクション
あらすじ
ある特殊な施設で育てられ、8歳のときに脱走したジャユン(キム・ダミ)は、記憶をなくし、酪農家の夫婦と暮らし始める。十数年後、平凡な高校生として暮らしていた彼女は、頭の手術が必要になってしまう。ジャユンは、裕福ではない養父母に手術費用を工面してもらうわけにはいかないと、賞金を得るために歌のオーディションを受ける。だが、あるテレビ番組に出演しマジックを披露したために、謎の集団に追われることになる。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
「追い詰められて能力が覚醒するんでしょ…」と油断してましたが、予想の斜め上を行くストーリー展開で驚きました。
見どころは、設定を生かした秀逸なストーリーです。
序盤はゆっくりとした展開ですが、中盤から終盤にかけての怒涛の展開は圧巻でした。
魔法を使ったアクションシーンも迫力があり、韓国映画の底力を見せつけられた感じです。
どんでん返しがあるサスペンスが好きな方に、「The Witch 魔女」はおすすめです。
第2位 LUCK-KEY/ラッキー
製作 2016年
主演:ユ・ヘジン
ジャンル:コメディ・アクション
あらすじ
どんな依頼も成功させる殺し屋ヒョヌク(ユ・ヘジン)。彼は、仕事を終えて立ち寄った銭湯でせっけんを踏んで転び、頭を床に打って記憶喪失に陥る。その一部始終を目にした売れない俳優ジェソンは、ヒョヌクの荷物が入ったロッカーの鍵を自分のものとすり替える。それを機にジェソンは殺し屋ヒョヌクとして、ヒョヌクは何もわからぬまま俳優ジェソンとして生きていくことに。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
韓国のコメディ映画の中で、最も面白いと感じたのが「LUCK-KEY/ラッキー」です。
「鍵泥棒のメソッド」が原案の作品ですが、 ストーリがわかりやすくリメイクされていて見やすかったです。
特に、主人公が未経験の俳優で有名になっていく展開は面白かったです。
ヒロインと少しずつ関係を築いていくラブコメ要素も見どころです。
ラストも心温まる展開で、見終わったあとの余韻が心地良いことも魅力です。
心温まるコメディ映画を探しているなら、ぜひ「LUCK-KEY/ラッキー」をチェックしてみてください。
第1位 国際市場で逢いましょう
製作 2014年
主演:ファン・ジョンミン
ジャンル:ヒューマンドラマ
あらすじ
朝鮮戦争中、父親と末の妹と生き別れたドクス(ファン・ジョンミン)は、母親と2人のきょうだいと一緒に避難民として釜山で暮らすことに。まだ幼いながらも家長として家族を守ることを心に誓った彼は、自分のことは後回しにしていつも必死に働いてきた。
シネマトゥデイ
見どころ・感想
「ここまで泣くことがあったかな…」というくらい号泣した映画で、家族愛の深さが伝わってくる名作です。
見どころは、人生を通して家族のために必死に働く主人公ドクスの献身的な生き方です。
命の危険がある状況でも、家族を思って突き進んでいく姿に心を打たれました。
また、登場人物たちも人間味のあふれるキャラクターが多く、主人公とのやりとりは心温まりました。
本作はヒューマンドラマの傑作で、心揺さぶられることは間違いありません。
まだ見たことがない方は、ぜひチェックしてください。